10月に入るとサロンの空気が本当に変わるんです。夏の間はクリア系・水光系のオーダーが多かったのに、10月1日を境にパタッと「ボルドーで」「ブラウンにしたくて」というご相談が増える。カウンセリングの席で「そろそろ秋色に替えたいんですけど、どれが似合いますかね?」って聞かれるのが、私の中で "10月が来た" の合図になってます。

今回はその4色——ボルドー・ブラウン・グレージュ・パープルの作例と、サロンでイメージ通りに伝えるコツをまとめました。

10月ネイル、どの秋色を選ぶ?

ダイレクトアンサー: 10月ネイルの本命はボルドー・ブラウン・グレージュ・パープルの4色。イエベさんはブラウン系ボルドー・テラコッタ・ピンクブラウン、ブルベさんは紫寄りボルドー・グレージュ・プラムパープルを軸に選ぶと失敗しにくいです。トレンドコース(4,990円・60種類から選択)で試すか、ベースコース(3,990円)でワンカラー指定するのが最短ルート。

私たちのメニューの中でも、月替わりのトレンドネイル(60種類・毎月30種入替)が集計期間内で施術数26,745件と圧倒的1位で、10月はここに秋色デザインがぐっと並びます。今月の社内コンテストのテーマも「大人かわいい紅葉ネイル」。ボルドー・ブラウン系の "深みだけど重すぎない" トーンが軸になっているので、サロン全体がそっちに寄っている感覚があります。

秋色4色の「顔」を知っておくと選びやすい

同じ秋色でも、4色の "第一印象" は結構違います。ざっくり言うとこんな感じ。

  • ボルドー:深みの赤。強さと女っぽさが同居する、いちばん "秋" を体現する色
  • ブラウン:肌なじみNo.1。悪目立ちせず、どのシーンにも溶ける優等生
  • グレージュ:グレー×ベージュの中間色。品よく抜けたい人の本命
  • パープル:ミステリアスな余韻。ハロウィンとの相性も◎で10月限定の楽しさがある

面白いのが、社内コンテストで「大人かわいい紅葉ネイル」「ピンクブラウン × 大人かわいいネイル」「初秋の大人かわいいネイル」と、"大人かわいい" のワードが何度も出てきていること。今シーズンの秋色は、甘さより抜け感、濃さより深み——このトーンで揃えると外しにくいです。

10月の「着替えどき」、秋色を入れるベストタイミング

秋色に替えるタイミング、意外と悩みますよね。私たちの推奨来店周期は3〜4週間なので、9月中旬に付け替えた方は10月上旬〜中旬がちょうど付替えどき。ここで一気に秋色にスイッチする方が多いです。

「9月に付けたばかりで、10月中に替えるのはもったいない…」という方には、フィルイン(一層残し。ジェルを全部落とさず、上の層だけ削って新しい色を重ねる技法)で色だけ更新する方法も。爪への負担を抑えながら季節をつなげます。この話は切り替えタイミングとフィルインの活用にも詳しくまとめているので、迷ったら覗いてみてください。

西原 美咲

この記事を書いた人

西原 美咲にしはら みさき

ナイスネイル 広報・コンテンツ担当 / ネイリスト

専門学校でネイルを学び、ナイスネイルにネイリストとして入社。現場でたくさんの施術を担当したあと、広報・コンテンツ担当に。 今も店舗に入って、自分の指で新しいデザインを試すのが好きです。「難しそう=高そう」と身構えず、気軽にネイルを楽しんでほしい——そんな気持ちでこのコラムを書いています。

10月ネイル、どの秋色を選ぶ?のイメージ

ボルドーネイルの作例と選び方|赤寄り・紫寄りで印象が変わる

ボルドーって「深い赤」ってざっくり括られがちなんですけど、実は赤寄りと紫寄りで顔が全然違います。私、これを一言添えるかどうかでオーダーの成功率がガラッと変わると思っていて。

赤寄りのボルドー(ブラウンが少し混ざったような温かみのある深赤)はイエベさんに寄り添ってくれて、手が黄色くくすみません。紫寄りのボルドー(ワインのようなプラムトーンを含む深赤)はブルベさんの手をパッと透明に見せてくれます。

ワンカラーの施術数は集計期間内で18,092件。単色の中でもボルドーは秋の指名率トップクラスで、「難しい色に見えるけど、実は誰かに寄り添ってくれる色」なんです。

ボルドー×ゴールドで大人っぽく仕上げる作例

ボルドー単色だとちょっと強く見えちゃうかな…という時に、私がいちばん推してる合わせ技がゴールド。細めのゴールドラインを爪の付け根に一本、または薬指だけゴールドのフォイル(金箔風の素材)を散らす。これだけで一気に "こなれた大人" に振れます。

さらに玄人っぽく仕上げたいなら、べっ甲柄×ボルドーの組み合わせ。薬指にべっ甲、他はボルドーワンカラー、というバランスが秋らしくて品がある。べっ甲の入れ位置や色味の指定についてはべっ甲×ボルドーのオーダー術で細かく書いているので、気になった方はどうぞ。

ボルドー×水光マグネットで深みとツヤを両立する作例

もうひとつ、いま私がしれっと推してるのが水光マグネット(磁石でラメを動かして、水面のようなツヤの線を作る技法)×ボルドー。施術数は3,579件で、じわじわ伸びてきているメニューです。

深いボルドーの中に、磁石で寄せた光の一本線が入る。写真映え、というより実物で見た瞬間「あ、深い」ってなるやつです。マグネットは光の角度で表情が変わるので、動きのある指先になります。ボルドーとの相性は本当に良いので、深みは欲しいけど地味に見せたくない人にちょうどいい。

ボルドーネイルの作例と選び方|赤寄り・紫寄りで印象が変わるのイメージ

ブラウンネイルの作例と選び方|チョコ・テラコッタ・ピンクブラウンで雰囲気が変わる

ブラウンは秋の "優等生" ポジションです。ただ、ひと口にブラウンといってもチョコレート系・テラコッタ系・ピンクブラウン系で全然違う顔になります。

  • チョコレートブラウン:こっくり深め。イエベ秋さんの本命
  • テラコッタ:オレンジを含む温かいブラウン。血色感UP。イエベ秋と相性◎
  • ピンクブラウン:ピンクを混ぜたやわらかブラウン。甘さ控えめの大人かわいい

社内コンテストで「ピンクブラウン × 大人かわいいネイル」がテーマに上がっているのも納得で、今季は特にピンクブラウンの引き合いが強い印象。カラーorラメグラデーションの施術数も集計期間内で11,167件と多く、ブラウン系はグラデーションで頼まれることも本当に多いです。

ピンクブラウン×ニュアンスで「甘さ控えめ大人かわいい」作例

ピンクブラウン単色は可愛いんですが、少し甘くなりすぎることもある。そこにニュアンス(くすみ感・抜け感を出したアート。マーブル模様や薄いラインで動きを加える)を1〜2本ミックスすると、甘さがピタッと止まって "大人かわいい" のちょうどいい所に着地します。

私が去年の10月ずっとやってたのがまさにこれで、「ピンクブラウンのワンカラー+薬指と親指だけくすみのニュアンス」。悪目立ちしないのに手が上品に見えるので、オフィスにも使えて重宝しました。

テラコッタ×グラデーションで秋の温もりを出す作例

テラコッタは "秋の夕方の色" だと思っていて、グラデーションにすると温もりが最大化します。爪先だけテラコッタを濃く、根元に向けて透ける——これだけで指先が長く見えて、手が血色よく写る。

これはベースコース(ワンカラー/グラデーション/フレンチ 各3,990円)で頼めるので、「深く考えず、色だけで秋を感じたい」時にちょうどいい選択肢です。カラーorラメグラデーションの11,167件という数字が示す通り、シンプルだけど飽きない王道です。

ブラウンネイルの作例と選び方|チョコ・テラコッタ・ピンクブラウンで雰囲気が変わるのイメージ

グレージュネイルの作例と選び方|重たく見えない透け感の出し方

グレージュ(グレー×ベージュの中間色)は「秋にヌーディを続けたい」人のための色だと私は思っています。ベージュのままだと物足りない、でも茶色や紫にはまだ振り切れない——そのはざまを埋めてくれる。

コツはひとつだけ。ベタ塗りで厚くしないこと。厚く塗るとグレーの重さだけが出て、手がくすんで見えるんです。塗ってると分かるんですけど、薄づきで2度塗りするだけで軽さがまるで違います。

シアーグレージュ×フレンチで抜け感を出す作例

いちばん再現性が高いのが、シアー(透け感のある薄づき質感)のグレージュに、細めのグレージュフレンチを重ねるパターン。爪の輪郭だけ少し濃くなるので、指がすっと長く見えます。

秋冬フレンチはライン色で決まる、というのが現場実感で、真っ白ラインだと浮くけどグレージュのラインなら大人に落ち着く。この "軽さ" を作るコツはグレージュを軽く見せる透け感の作り方にも書いています。

グレージュ×マット仕上げで大人のくすみ感を出す作例

もう一段オフィス寄りに振りたい時は、グレージュ×マット仕上げ(ツヤを消したくすみ感のある質感)。ツヤがない分、色の主張が抑えられて、指先が "整った" 印象になります。

私、マットは季節を選ぶと思っていて、秋〜冬にしっくりくる質感。オフィスで「派手じゃないけど、ちゃんと手入れしてる感」を出したい人には、これ地味に名品です。

グレージュネイルの作例と選び方|重たく見えない透け感の出し方のイメージ

パープルネイルの作例と選び方|ペールトーン〜ダークプラムで使い分ける

パープルは10月だけの特別枠、って私は勝手に思っています。ハロウィンが控えているから、他の月より少し攻めた色を頼みやすい。

トーンで印象がガラッと変わるのがパープルの面白さ:

  • ペールトーン(淡い藤色・ラベンダー):オフィスにも通る品のよさ
  • くすみパープル:ニュアンス系との相性◎の中間トーン
  • ダークプラム:深みと色気。10月後半に強い

ブルベさんの手にはとにかく綺麗にのる色なので、パーソナルカラーで悩んでいる方は迷わず試してほしいです。

くすみパープル×ニュアンスで「大人っぽいハロウィン」作例

「ハロウィンネイルはやりたいけど、オレンジ×黒はさすがに派手すぎる…」という声、本当に多いんです。そこで私が提案してるのが、くすみパープルをベースに、薬指だけテラコッタ、親指にほんのりブラックのアート。ハロウィンっぽさは残しつつ、大人が浮かない配色になります。

このバランスは大人ハロウィンのパープル配色に爪形別で詳しくまとめました。

ダークプラム×水光マグネットで深みと艶を出す作例

10月後半、私がいちばんテンションが上がるのがダークプラム×水光マグネット。深い紫の中に磁石で寄せた光の帯が入ると、宝石みたいな深みが出ます。

秋のジェリーネイル(ゼリーのように透ける光沢感の質感)はボルドー・プラムが旬で、水光マグネット(3,579件)はこの2色と本当に相性がいい。ハレの日にもいけるし、普段づかいでもリッチに見える。個人的にはこれ、10月の推し施術ベスト3に入ります。

パープルネイルの作例と選び方|ペールトーン〜ダークプラムで使い分けるのイメージ

肌色・シーン別|秋色4色の選び分けガイド

「結局、私はどれ?」に答えるパートです。月間来店約8万人のオーダー傾向を見ていて、肌色×シーンで選ぶと大きく外さないな、と感じます。

イエベ・ブルベ別|秋色4色の似合わせ早見表

秋色イエベさんブルベさん
ボルドー赤寄り・ブラウン混じり(テラコッタ寄り)紫寄り・ワイン系プラム
ブラウンチョコ・テラコッタ・キャメルローズブラウン・モカ
グレージュ黄み寄りグレージュ青み寄りグレージュ
パープルくすみパープル・すみれラベンダー・ダークプラム

これが絶対、というより "迷ったらこっち" の指針です。実際は肌に当てて見るのがいちばん確実なので、カウンセリングで一緒に手に当てて選ぶのが結果的に近道。

シーン別|オフィス・デイリー・ハレの日で選ぶ秋色

  • オフィス:グレージュ / ピンクブラウン / ヌーディなペールパープル。マット仕上げも品よく通ります
  • デイリー:テラコッタ / チョコブラウン / くすみパープル。カジュアルにも合う程よい深み
  • ハレの日(結婚式ゲスト等):ボルドー×ゴールド / ダークプラム×水光マグネット。ドレスにも映える華やかさ

「結婚式のゲストで呼ばれるけど、真っ赤は浮きそう」という時、ボルドーはドレスに寄り添ってくれる万能カラーです。ベースコース3,990円のワンカラーでも十分整うので、身構えなくて大丈夫。

肌色・シーン別|秋色4色の選び分けガイドのイメージ

サロンでの頼み方|秋色ネイルをイメージ通りに伝えるコツ

ここが今日いちばん伝えたい話です。秋色の中でも特にボルドーとパープルは "同じ名前で全然違う色" が存在するので、伝え方でギャップが起きやすい。

色の「方向性」を一言添えるだけで伝わりやすくなる

「ボルドーで」だけだと、ネイリスト側は "王道の赤寄りボルドー" を想定します。それがイメージと違うとお互い困ってしまう。なので、こういうフレーズを添えてもらえると助かります。

  • 「ボルドーの中でも赤寄り/紫寄りで」
  • 「ブラウンで、明るめ/暗めが好きです」
  • 「グレージュにくすみを強めに入れたい」
  • 「パープルはペール(淡い)/プラム(深い)寄りで」

いちばん確実なのは、参考画像を1〜2枚持ってきていただくこと。「この写真のこの部分の色」だけでも十分伝わります。カウンセリングの現場で「これ、Instagramで見たんですけど…」って画面をパッと見せてもらえるのが、私たちも助かる瞬間です。

コース別|秋色ネイルをどのコースで頼めるか

コース料金内容秋色向けの向き不向き
ベースコース3,990円ワンカラー・グラデーション・フレンチワンカラーで秋色を楽しみたい人に◎
トレンドネイル4,990円60種類から選択・カラー変更無料月替わりの秋デザインを試したい人に◎
持ち込みデザイン5,990円(60分)/7,990円(90分)時間内なら制限なし複雑なアートや配置指定がある人に◎

「秋色ワンカラーだけでいい」なら3,990円のベースコースが最短。「秋のデザインを試したい」ならトレンドネイル4,990円で60種類から。「Instagramで見た複雑なデザインを再現したい」なら持ち込みデザイン、と目的で分けると迷いにくいです。

なお、極細のスキニーフレンチなど繊細なフレンチアートは持ち込みデザインコース扱いになります。ベースコースのフレンチは通常幅、と覚えておいてもらえるとスムーズです。

施術中の微調整も遠慮しなくていい

「頼んだ後で違うと思っても言えなくて…」という方、本当に多いんです。でも、施術中の微調整はぜひ言ってほしい派です、私は。

先日いただいた声にもこんな一節がありました。

シンプルに、でもお洒落にお願いしました。仕上げが少しシンプルだった為、最後に飾りが付いてない指にもパールをつけて頂けるかお願いしたところ、直ぐに対応して下さり、イメージ通りにして下さり感謝しています。

こういう「あと一歩だけ足したい」は、遠慮なく伝えてもらって大丈夫です。カウンセリング力・提案力への評価はお客様の声で複数件から共通していただいていて、私たちもそれを守るために42日間の研修を積んでいます。

まとめ

10月ネイルの秋色4色、駆け足でまとめるとこんな感じです。

  • ボルドー:赤寄り(イエベ)/紫寄り(ブルベ)で選ぶ。ゴールドや水光マグネットとの相性◎
  • ブラウン:チョコ・テラコッタ・ピンクブラウンで印象が変わる。グラデーションが定番
  • グレージュ:薄づきで軽さを出す。シアーフレンチ・マット仕上げが本命
  • パープル:トーン次第でオフィスにもハロウィンにも。ダークプラム×水光マグネットは今季の推し

サロンでの頼み方は「色の方向性を一言添える」「参考画像を1枚見せる」「途中の微調整は遠慮なく」。この3つだけで再現性がぐっと上がります。

全国164店舗・月間約8万人のオーダー傾向から言えるのは、10月は "深みだけど重すぎない大人かわいい" が今シーズンの共通トーン、ということ。迷ったらカウンセリングで手に色を当てて一緒に決めるのがいちばん楽しいので、ぜひ気軽に相談してくださいね。

よくある質問

ボルドーやパープルなど濃い色は、爪が短くても似合いますか?

全然、似合います。むしろショートネイルに深みカラーはこなれて見える組み合わせで、私も好きです。ポイントは "ベタ塗りで厚くしすぎない" こと。シアー気味に2度塗りすると爪が重く見えず、指も長く見えます。爪先だけ少し濃くするグラデーションもショート向きです。

秋色ネイルはパラジェルでも同じ発色になりますか?

同じ発色で楽しめます。パラジェル(自爪を削らないジェル)は全店対応で+330円。自爪を削らずに済むので、繰り返し秋色を楽しみたい方には特に相性がいいです。現場感でお伝えすると育爪オプションの選択率は98.1%で、そのうちパラジェルが52.0%。深みカラーを長く楽しむために、爪の土台をいたわる選び方をされる方が本当に増えました。

秋色ネイルをベースコースで頼むことはできますか?

はい、ベースコース3,990円のワンカラー・グラデーション・フレンチで秋色は全部頼めます。ワンカラーは集計期間内で18,092件と施術数上位で、「秋色ワンカラーだけでシンプルに」というオーダーは本当に多いです。デザインを盛らず色で秋を感じたい方は、まずはベースコースから試してみてください。