「パラジェルとオリジナルジェル、どっちがいいですか?」——サロンでいちばん多い質問かもしれません。カウンセリングに座った瞬間、爪を見せてくれる前に聞かれることも多くて、私も毎回「まずお爪を見せてください〜」からスタートしてます。

正直に言うと、正解はひとつじゃないんです。爪の状態、水仕事の頻度、通うペース、予算感——このあたりが少しずつ絡み合って「今のあなたに合う方」が決まる。今日は現役ネイリストの立場から、迷ってる方の背中をそっと押せるように書いてみます。

パラジェルとオリジナルジェル、何が違うの?まず一番大事なところから

結論から言うと、いちばん大きな違いは「爪の表面を削るかどうか」です。パラジェル(自爪を削らないジェル)はサンディング(爪の表面をヤスリで軽く削って密着させる下処理)が要らないタイプ、オリジナルジェルは軽くサンディングをして密着させるタイプ。料金はパラジェルが +330円 の追加で、どのコースにも付けられます。ナイスネイルでは育爪オプションを選ぶ方が98.1%と、ほぼ全員が「自爪を大事にしたい」派なんです。まずはこの前提を押さえてから、細かく見ていきます。

最大の違いは「爪を削るかどうか」

サンディングって聞き慣れないと思うんですけど、要は爪の表面に細かい傷をつけて、ジェルが引っかかりやすくする下処理のことです。全然強く削るわけじゃなくて、本当に "つや消し" 程度。オリジナルジェルはこれをやることで密着力が上がり、持ちが安定します。

一方でパラジェルは、この工程をまるっとカット。爪の表面をそのまま活かすので、繰り返しつけ替えても爪が薄くなりにくいんです。ここが最大にして本質的な違い。私自身、新人時代はサンディングの力加減にすごく悩んでて、「削れすぎて怖いぐらいガンガンいく」失敗も何度もしました。だからこそ、削らない選択肢がある安心感はよく分かります。

持ち・仕上がり・料金の違いをざっくり比較

言葉より表のほうが早いので並べてみます。

項目パラジェルオリジナルジェル
サンディングなし(削らない)あり(軽く削る)
追加料金+330円なし(コース料金のみ)
密着力技術次第で十分安定標準的にしっかり
爪への負担少ない通常の範囲
向いてる人爪が薄い・長く楽しみたい健康な爪・密着重視
来店周期の目安3〜4週間3〜4週間

料金は、ベースコース3,990円にパラジェルを足しても4,320円。ワンコインもいかない差で「削らない選択」ができると考えると、そこまで身構える金額ではないかなと個人的には思ってます。

「どちらが良い」ではなく「どちらが今の自分に合うか」で選ぶ

パラジェル選択率は52.0%、育爪オプション全体では98.1%——つまりナイスネイルに来られる方の半分以上はパラジェルを選んでます。ただ、これは「パラジェルが偉い」って話じゃなくて、みんな自分の爪と相談して選んだ結果。優劣じゃなく、あくまで "自分軸" で選ぶのがいちばんです。

西原 美咲

この記事を書いた人

西原 美咲にしはら みさき

ナイスネイル 広報・コンテンツ担当 / ネイリスト

専門学校でネイルを学び、ナイスネイルにネイリストとして入社。現場でたくさんの施術を担当したあと、広報・コンテンツ担当に。 今も店舗に入って、自分の指で新しいデザインを試すのが好きです。「難しそう=高そう」と身構えず、気軽にネイルを楽しんでほしい——そんな気持ちでこのコラムを書いています。

パラジェルとオリジナルジェル、何が違うの?まず一番大事なところからのイメージ

爪の状態別|今の自分はどちらを選ぶべき?

ここからが本題。カウンセリングで実際に聞かれる「私はどっち?」に、状態別で答えていきます。爪って、けっこう人によって全然違うんですよ。厚み・柔らかさ・水分量、みんなバラバラ。だから同じ答えにはならないんです。

爪が健康・厚みがある → オリジナルジェルで十分

爪が丈夫で厚みがあって、これまでジェルをしても薄くならなかった方は、正直オリジナルジェルで全然OKです。密着力もしっかり出るので、持ちも安定しやすい。無理にパラジェルにする必要はないかなと思います。

判断軸としては、「爪の白い部分(フリーエッジ)を横から見たときにしっかり厚みを感じる」「ジェルを外したあとも爪がペラペラしない」なら、健康寄りのサイン。オリジナルジェルで様子を見つつ、気になったらそのタイミングで切り替えていく、で十分間に合います。

爪が薄め・ペラペラ感がある → パラジェルへの切り替えどき

「最近、爪が薄くなってきた気がする」「ジェルを外すと爪が柔らかくてしなる」——このサインが出たら、私はほぼパラジェルをおすすめしてます。サンディングを繰り返すうちに、少しずつ薄くなっていくケースは実際多いんです。

以前カウンセリングで「爪が薄くなってきた相談をしたら、パラジェルを勧めてもらって改善しました」と言ってくださった方がいて、それがまさに典型例。切り替えて2〜3回目くらいから、爪の水分量が戻ってきて "ペラペラ感" が減っていく方が多いです。すぐには変わらないけど、続けていくと確実に違ってきます。

かなり傷んでいる・二枚爪・白濁がある → まずカウンセリングで相談を

爪の先が割れて剥がれている、白く濁っている、二枚爪が続いている——このレベルになると「どっちのジェルにしますか?」の前に、そもそも今ジェルをのせていい状態か、から一緒に見る必要があります。無理にジェルを重ねると、余計に悪化することもあるので。

こういうときこそカウンセリング。「カウンセリングが丁寧で、初めてでも安心して任せられました」というお声を以前いただいたことがあるんですけど、ナイスネイルではまず爪の状態を一緒に確認して、いま何ができるか・何をお休みしたほうがいいかを正直にお伝えしています。爪が傷んでいるときの判断については爪が傷んでいるときのサロン判断で詳しく書いているので、気になる方はそちらも合わせて読んでみてください。

爪の状態別|今の自分はどちらを選ぶべき?のイメージ

生活習慣別|水仕事・スポーツ・家事の多さで選び方が変わる

爪の状態と同じくらい大事なのが、日常でどれくらい手を使うか。同じ人が同じジェルを塗っても、生活によって持ち方が全然変わるんです。ここも見過ごせないポイント。

水仕事・手洗いが多い人 → パラジェルで爪への負担を減らす

飲食店勤務・医療従事者・保育士さん——手を洗う回数がとにかく多いお仕事の方は、爪に水分が入っては抜けての繰り返しで、爪自体がゆるみやすいんです。オリジナルジェルでも持たせられますが、サンディングの負担が積み重なると、薄くなりやすい。

来店周期は3〜4週間が目安ですが、この層はどうしても浮きが早めに出ることもあります。だからこそ、爪の負担を最小限にできるパラジェルが安心。長い目で見て、爪を守りながらネイルを続けられます。生活習慣と持ちの関係については生活習慣とジェルの持ちの関係にまとめているので、思い当たる方はチェックしてみてください。

スポーツ・アウトドアが多い人 → 密着力重視でオリジナルも選択肢

意外に思われるかもですが、スポーツをがっつりされる方はオリジナルジェルも十分アリです。理由は密着力。ボールを握ったり、ラケットを持ったり、指先に強い衝撃がかかるシーンでは、下処理でしっかり密着させたオリジナルジェルのほうが安定することがあります。

もちろん爪が健康なことが前提。爪が健康で、かつスポーツで手を酷使する方は、オリジナルジェル+こまめな来店で持ちを保つ、というスタイルが合いやすいです。ここは「削らない=正解」ではないところ。

家事・育児で手をよく使う人 → 爪への蓄積ダメージを考えるとパラジェルが安心

小さいお子さんがいる方、料理・洗濯・掃除で毎日手を動かす方——このカテゴリは、私が個人的にいちばんパラジェルをおすすめしたい層です。理由は「休めない」から。仕事なら休みの日は多少手を休められますが、家事・育児って基本エンドレスなんですよね。

ジェルへの負担が続く前提だからこそ、下地の削りをカットするパラジェル(+330円)で、爪へのダメージを最小限にしておく。「育爪も一緒にできるので、おしゃれしながら爪のケアもできて一石二鳥です」という声をいただいたのは、まさにこの層のお客様でした。ネイルを我慢するんじゃなくて、爪を守りながら楽しむ選択ができます。

生活習慣別|水仕事・スポーツ・家事の多さで選び方が変わるのイメージ

初めてジェルネイルをする人は、最初からパラジェルにすべき?

これもよく聞かれます。答えは「絶対にパラジェルじゃなきゃダメ」ではないけれど、ケースによっては最初からのほうが安心、というのが本音。分けてお話しします。

初回はオリジナルジェルから試してもOKなケース

爪が健康で、これが人生初ジェル。まずはジェルネイル自体の感覚を知りたい——そんな方は、ベースコース3,990円のオリジナルジェルから入って全然大丈夫です。

ナイスネイルの初回来店では、爪の状態確認 → 希望デザインのヒアリング → 施術 → 次回の目安のご案内、という流れ。付替60分でスッと終わるので、初めての方も身構えなくて大丈夫です。初回の流れをもっと知りたい方は初めてのサロン利用の流れを先に読んでいただくと安心かも。

最初からパラジェルを選んだ方がいい人の特徴

一方で、爪が薄い自覚がある方・過去のセルフや他店のジェルで爪が傷んでる方・敏感で薄皮っぽい爪の方は、初回からパラジェル+330円で始めたほうがいいです。せっかくジェルを楽しみに来たのに、初回で爪を弱らせてしまうのはもったいない。

「爪が薄くなってきた相談をしたら、パラジェルを勧めてもらって改善しました」という声のように、最初の一歩で選び方を間違えないことが、その後のネイル人生をぐっと楽にします。

迷ったらカウンセリングで爪を見てもらうのが一番早い

正直に言うと、文章だけで自分の爪を判断するのって難しいです。厚みも柔らかさも、実物を見ないと分からないことが本当に多いので。全国164店舗どこでもカウンセリングをしっかり取っているので、迷ったら「オリジナルとパラジェル、どっちが自分に合いますか?」って聞いてもらえれば大丈夫。ネイリストは全員42日間の研修プログラムを経ているので、爪を見た瞬間にある程度の見立てはできます。

初めてジェルネイルをする人は、最初からパラジェルにすべき?のイメージ

パラジェル+フィルインの組み合わせという選択肢もある

ここまでで「パラジェル or オリジナル」の話をしてきましたが、実はもう一つ、フィルイン(一層残し)という選択肢が絡んできます。育爪オプション選択率98.1%の内訳を見ると、この組み合わせを選ぶ方がすごく多いんです。

3パターンの組み合わせを比較してみる

ナイスネイルで多く選ばれている3パターンをまとめました。

組み合わせ選択率特徴こんな人に
パラジェル単体52.0%削らない下地×毎回オフ爪をとにかく守りたい
フィルイン(一層残し)35.1%下地を残して上だけ付替継続的にネイル継続派
フィルイン通常ベース11.1%オリジナル下地+フィルイン運用コスト重視で長く楽しみたい

自分がどのタイプかは、爪の状態と「どれくらいの頻度で通うか」で決まってきます。フィルインとパラジェルの詳しい違いはフィルインとパラジェルの組み合わせについてで解説しているので、気になる方はぜひ。

爪を育てたい・ネイルをお休みしたい人への選び方アドバイス

「育爪しながらもネイルは続けたい」——このニーズが本当に多くて、選択率98.1%という数字はまさにその表れです。育爪目的で選ぶなら、パラジェル+定期通いがいちばん王道。爪を削らずに、伸びたぶんだけしっかりケアしていくスタイル。

「育爪も一緒にできるので、おしゃれしながら爪のケアもできて一石二鳥です」って言ってもらえたときは、内心ガッツポーズでした。ネイルを我慢する時代じゃなくて、ネイルしながら爪を育てる時代なんだな、と現場で感じています。

コスト面で考えると、パラジェルの+330円は高い?

ベースコース3,990円に+330円で4,320円。缶ジュース2〜3本分の差で、爪への負担が減るなら、私は迷わずアリだと思ってます。長い目で見たら、むしろ節約かもしれません。

まとめ|自分に合うジェルを選ぶための判断フロー

最後にざっくり、判断のフローをまとめておきます。

  • 爪が健康&密着重視 → オリジナルジェル(ベースコース3,990円)
  • 爪が薄めor水仕事・家事が多い → パラジェル(+330円)
  • 傷みが激しい → まずカウンセリングで相談
  • 継続してネイルを楽しみたい → パラジェル+フィルインで長期戦

大切なのは「削らない=絶対正解」でも「安いほうを選べば損」でもなくて、今の自分の爪と生活に合った一手を選ぶこと。育爪オプション選択率98.1%という数字は、みんなそれぞれ悩んで、自分に合った答えを見つけている証拠だと思っています。

全国164店舗どこのナイスネイルでもカウンセリングは丁寧にやっています。ひとりで悩まないで、爪を見せに来てもらえたらいちばん早い。「これで合ってるかな」を一緒に確かめられたら、私たちも嬉しいです。

よくある質問

パラジェルに変えると、今まで使っていたジェルはどうなりますか?

付替時にオフしてから塗り替える形になります。ナイスネイルではソフトジェルのオフ代は付替時に無料なので、切り替えのタイミングで余計な料金はかかりません。ちなみに、次回から「フィルイン(一層残し)にしたい」と切り替えることも可能なので、そのときの爪の状態に合わせて柔軟に調整できます。

パラジェルは持ちが悪いと聞きましたが、本当ですか?

これはよく聞かれるんですけど、正直「施術者次第」の部分が大きいです。サンディングをしない分、下処理の細かさ・塗布の丁寧さで持ちが決まる、繊細なジェルなんですよね。ナイスネイルでは全ネイリストが42日間の研修プログラムを受けているので、来店周期3〜4週間で問題なく持たせられる方がほとんど。過度に心配しなくて大丈夫です。

オリジナルジェルからパラジェルに変えると、爪は回復しますか?

これは何回か通ううちに、じわじわ実感される方が多いです。「爪が薄くなってきた相談をしたら、パラジェルを勧めてもらって改善しました」というお声のように、削らない環境が続くと、爪自体がしっかりしてくるんですね。育爪オプションと組み合わせるとより変化を感じやすいので、気になる方は初回のカウンセリングで一緒に方針を決めていきましょう。