「先月は1カ月キレイに持ったのに、梅雨に入った途端、端っこがペロッと…」——この相談、6月に入ると本当に増えます。私自身、梅雨どきの予約枠は浮きのお直し相談がぐっと多くなる印象で、毎年ちょっと身構えるシーズン。

でも安心してほしくて。梅雨に浮きやすくなるのには、ちゃんとした "理由" があって、その理由に合わせた施術側の対策もあるんです。今回は現場目線で、なぜ梅雨だけ特別に浮くのか、サロンでのプレップで何が変わるのかを、できるだけ正直にお話しします。

梅雨にジェルネイルが浮きやすい本当の理由

ダイレクトアンサー:梅雨にジェルが浮きやすくなる最大の理由は、「高湿度で爪表面に水分膜ができる」「外のふやけと冷房の乾燥が交互にくる」「気温差で爪とジェルの伸縮率が変わる」という梅雨特有の3つが重なるから。だからこそ施術前の油分・水分除去(プレップ)と、自爪を削らないパラジェル(自爪を削らないジェル)やフィルイン(一層残し)の選択が、梅雨モチを大きく左右します。

高湿度が爪表面に水分膜をつくる仕組み

爪って、見た目はカチカチに見えるけど、実は水分を吸ったり吐いたりしてる素材なんです。湿度が高いと、目に見えないレベルで爪の表面に薄い水分膜ができる。この膜が、ジェルと自爪のあいだに "薄いラップ" を1枚はさんでるようなイメージで、密着のじゃまをしちゃうんですね。

サロンでは施術前のプレパレーション工程で、専用のリムーバーを使って油分と水分をしっかり拭き取ります。地味だけど、ここを丁寧にやるかどうかで、梅雨の持ちは本当に変わる。私は新人さんを見てるとき、「色を塗る前のここ、雑にやらないでね」って必ず声をかけてます。

「ふやけ×冷房乾燥」ダブルダメージが梅雨特有の落とし穴

梅雨が厄介なのは、湿気だけじゃないところ。外を歩けば湿度80%超えで爪も指もふやけてるのに、お店やオフィスに入ると冷房でカラッカラ。この「ふやける→乾燥する→またふやける」のサイクルが1日のうちに何回も起きるんです。

そのたびに爪は微妙に膨張・収縮を繰り返してて、上に乗ってるジェルとの伸縮率の差が出てくる。ジェルは硬化したらほとんど形が変わらないので、自爪だけが動くとサイドや根元から少しずつ "はがれの種" ができていく、という流れ。冬とはまったく別ベクトルの負担がかかる季節、と思ってもらえると分かりやすいです。

梅雨の浮きは「施術前の爪の状態」から始まっている

意外と知られてないんですけど、梅雨の浮きって、来店した瞬間にはもうリスクが始まってます。雨の中を傘さして来てもらうと、手も爪もしっかり湿気を吸ってる状態。そのまますぐ施術に入ると、爪の中に水分が残ったまま硬化することになっちゃうんですね。

なので梅雨どきは、来店直後にすぐ施術じゃなく、手を軽く乾かしてからプレップに入ることもあります。お客様には「タオルで指のあいだまでしっかり拭いてくださいね」ってお声がけしてます。ほんの一手間ですが、ここで仕上がりがけっこう変わるんです。

西原 美咲

この記事を書いた人

西原 美咲にしはら みさき

ナイスネイル 広報・コンテンツ担当 / ネイリスト

専門学校でネイルを学び、ナイスネイルにネイリストとして入社。現場でたくさんの施術を担当したあと、広報・コンテンツ担当に。 今も店舗に入って、自分の指で新しいデザインを試すのが好きです。「難しそう=高そう」と身構えず、気軽にネイルを楽しんでほしい——そんな気持ちでこのコラムを書いています。

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サロンの「プレップ(下準備)」が梅雨モチを左右する理由

色やデザインに目が行きがちですが、ジェルネイルの持ちの8割はプレップで決まる——というのが、現場でずっと働いてきた私の体感です。とくに梅雨は、このプレップの精度がそのまま2〜3週間後の状態に出ます。

ナイスネイルでは42日間の研修プログラムを通して、全店共通でプレップの質を担保しています。164店舗どこに行っても下準備の工程が大きくブレない、というのは、梅雨シーズンに地味だけど大きな安心材料だと思ってます。

ドライケア(マシーン甘皮処理)が梅雨対策の要になるわけ

ドライケア(マシーン甘皮処理)は、水を使わずに専用マシーンで甘皮まわりの角質や余分な水分を取り除く工程。これがナイスネイルでは全コースに込みで入ってます。

なぜ梅雨にこれが効くかというと、湿気で柔らかくなった甘皮や角質が、根元の浮きの原因No.1だから。ここをきれいに除去しておくと、ジェルがしっかり爪に密着できる "面積" が確保できる。水につけるウェットケアと違って、爪自体に水分を含ませない処理なので、梅雨どきには特に理にかなったやり方なんです。

油分・水分除去の丁寧さが梅雨シーズンにより重要になる理由

プレップの最後にやる油分・水分除去(ダスト除去とプレップソリューションでの拭き取り)。冬場と梅雨どきとでは、この工程の「拭き取り回数」を変えることも普通にあります。

梅雨は爪表面の水分量が普段より明らかに多いので、1度の拭き取りだと取りきれてないこともある。私は梅雨どきは「もう1回いっとこうかな」って自分の判断で重ねます。こういう微調整って、マニュアルだけじゃ生まれない部分で、研修と現場経験の両方があってこそ。技術品質の担保って、こういう細部の積み重ねなんだと思ってます。

雨の日に来店するとき、施術前にできる簡単な準備

ここはお客様にも協力してもらえるとうれしいポイント。

  • 来店前に駅やお店で、ハンカチやタオルで指のあいだまでしっかり拭く
  • 来店当日の朝・直前のハンドクリームはなるべく控えめに(油分が残るとプレップが大変)
  • 爪が伸びすぎてる場合は、無理に自分で切らずそのまま来てもらってOK

「準備しなきゃ!」と気合いを入れる必要はなくて、ここだけ気をつけてもらえれば十分です。

サロンの「プレップ(下準備)」が梅雨モチを左右する理由のイメージ

梅雨モチを上げるなら「パラジェル or フィルイン」への切り替えが効く

プレップで土台を整えたうえで、もうひとつ梅雨に効くのが施術メニュー側の選択。具体的にはパラジェル(自爪を削らないジェル)とフィルイン(一層残し)です。

ナイスネイルでは育爪オプションの選択率が98.1%。内訳はパラジェル52.0%、フィルイン35.1%、フィルイン通常ベース11.1%で、半数以上のお客様が "自爪を削らない選択" をされている状況です。これは梅雨シーズンに限らず、年間を通じて「持ちと自爪の健康、両方ほしい」という流れが定着してる証拠かなと思ってます。

選択肢特徴梅雨にどう効く?料金
通常のソフトジェル爪表面を軽く削って密着削った面に水分が入ると浮きやすいコース料金内
パラジェル自爪を削らずに密着表面を保護した状態で湿気に強い+330円
フィルインベース層を残して付け替え密着層を毎回リセットしないコース料金内(対応店舗にて)

パラジェルとフィルインの違い

パラジェル(自爪を削らないジェル)が梅雨の密着力を守る仕組み

パラジェルは、サンディング(爪表面を軽く削る工程)をしないで密着できるジェル。全店対応で+330円のオプションです。

「削らないのに浮かないの?」とよく聞かれますが、むしろ削らないからこそ自爪本来のキューティクル層が守られて、爪自体が強い状態でジェルを支えられるんです。とくに梅雨どきは、削ったあとの薄くなった表面に水分がしみこむと一気に持ちが落ちる。表面を保護した状態でいられるパラジェルは、湿気の多い季節にはかなり相性がいい選択だと感じてます。

フィルイン(一層残し)で密着層を毎回リセットしない選択

フィルインは、付け替えのときに全部のジェルをオフせず、自爪と密着してるベース層だけを残して上から作り替える施術。爪表面を毎回ガリガリ削らないので、自爪のダメージが極端に少ない。

梅雨にこれが効くのは、「自爪と最初にしっかり密着した層」を残せるから。一番大事な土台部分を毎回壊さずに済むので、季節の影響を受けにくくなるんです。詳しくは フィルイン(一層残し)の詳しい仕組み でも書いてるので、気になる方はぜひ。

パラジェル・フィルイン、どちらを選ぶ?爪の状態別の目安

ざっくりの目安としては、

  • 爪が薄くて反ってきた・割れやすい → パラジェル寄り
  • 持ちは悪くないけど自爪を健やかに育てたい → フィルイン寄り
  • どっちも気になる → カウンセリングで一緒に決めましょう

私はカウンセリングで実際に爪を見ながら、季節と生活スタイルも踏まえてご提案します。「水仕事が多い」「梅雨にいつも浮く」って正直に話してもらえるほど、こちらも的確に提案できるので、遠慮なくどうぞ。

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梅雨の浮きを放置するとどうなる?グリーンネイルリスクを知っておく

ここはちょっと真面目な話。梅雨の浮き、放置はほんとに危ないんです。

梅雨の高湿度がグリーンネイルのリスクを高める理由

浮きの中にできた微妙な隙間って、外からは見えないけど、湿気と体温で密閉された "ぬるい水たまり" 状態になることがあります。ここに緑膿菌が入り込んで繁殖すると、爪が緑〜青緑に変色するグリーンネイルになります。

梅雨はまさにこの環境が一番できやすい季節。冬の浮きとはリスクの種類が違うんです。「あれ、ちょっと浮いてるかも」を1〜2週間放置すると、付け替えのときにオフしたら下が緑になってた…ということが、現場で本当にあります。

「少し浮いてきたかも」と感じたら早めにサロンへ

ナイスネイルでは来店周期3〜4週間を目安に推奨してますが、梅雨どきはこのサイクルの "途中" で違和感が出たら、その時点でご相談いただいて大丈夫です。

付け替え時のオフ代は常に無料(ソフトジェル)なので、「予定より早くてすみません」と気を遣わなくてOK。早めに対応した方が、結果的に自爪も守れます。

浮いたときにやってはいけないNG行動

これは本当にお願いしたいやつ。

  • 浮いた部分を無理に剥がす(自爪の表面が一緒に持っていかれます)
  • 市販の接着剤・瞬間接着剤で応急処置(爪と皮膚へのダメージが大きい)
  • 浮いた隙間に水が入ったまま放置(菌の温床になります)

「早く取ってしまいたい」気持ちは分かるんですけど、一度はがれた爪の表面はしばらく戻らないので、ここはぐっと我慢してサロンに来てもらえると嬉しいです。

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梅雨入り前が「来店のベストタイミング」な理由

梅雨対策って、「梅雨が始まってから」じゃちょっと遅いんです。理想は梅雨入り2〜3週間前。理由をお話しします。

梅雨入り直前ではなく「2〜3週間前」に来店する理由

ナイスネイルの来店周期は3〜4週間が目安。梅雨入りの2〜3週間前にパラジェルやフィルインに切り替えておくと、ちょうど梅雨の本格化と次回付け替えのタイミングがズレて、いちばん持ちのいい状態で梅雨を迎えられます。

爪表面を削らない施術に切り替えると、自爪のコンディションが整うまでに少し時間がかかります。だから直前ではなく、少し早めに動いておくのが現場目線でのベター。 梅雨前の来店タイミングと施術ガイド もよかったら参考にどうぞ。

梅雨対策に向いているコース・オプションの選び方

梅雨どきに選ばれることが多い組み合わせはこんな感じです。

  • ベースコース(ワンカラー/グラデーション/フレンチ)3,790円 + パラジェル+330円
  • トレンドネイルコース 4,790円(60種類から選択・カラー変更無料)+ パラジェル+330円
  • フィルイン対応希望の方はカウンセリングで相談

ドライケアは全コース込みなので、追加料金なしで梅雨対策のプレップが受けられます。梅雨は派手すぎないニュアンスや、雨粒モチーフのぷっくりアートも人気で、トレンドネイルコースは月替わりで30種類入れ替わり、毎月15日更新・20日対応開始というサイクル。気分を変えながら梅雨を楽しめます。

梅雨シーズンの来店周期の目安

普段4週間サイクルの方も、梅雨どきは少し早めの3週間サイクルにすると安心。湿気が強い年は無理せず、間隔を詰める判断もアリです。

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梅雨でも持ちが変わった。実際のお客様の声

最後に、現場で実際にもらった声をふたつだけ。月間来店約8万人の中の、リアルな一例として読んでもらえたら。

水・湿気にさらされる環境でも「4週間浮かなかった」

プールによく行かれるお客様から、こんな声をいただいたことがありました。

プールに良く行くので、ネイルうきが早かったのですが、こちらのサロンにこさしてもらってからは、4週間の間ネイルが浮かずに、きれいに爪が伸びて、とても嬉しかったです。

水につかる時間が長い方でも4週間持った、というのは、丁寧なプレップと施術品質が梅雨の湿気にも応用できる根拠かなと。プールに行ける環境で持ったなら、梅雨の湿気は十分対応可能、と私は内心ガッツポーズで読みました。

「1カ月過ぎても欠けも浮きもなかった」施術品質の話

もうひとつ、持ち込みデザインで来店された方の声。

前に1時間の持ち込みネイルで施術していただきました。モチがとてもよく、1カ月を過ぎても欠けたり浮くことなかったです。

持ち込みデザインコースは5,790円(60分)/7,990円(90分)。デザインが凝っていても、土台のプレップさえしっかりしていれば1カ月持つ、という事例です。42日間の研修プログラムで全店の技術ベースが整っていることと、164店舗どこでも近いクオリティで受けられる安心感は、私たちの誇りでもあります。

まとめ

梅雨にジェルが浮きやすい本当の理由は、高湿度の水分膜・ふやけ×冷房乾燥のダブルダメージ・気温差による伸縮率の違い、というシーズン特有の3点が重なるから。だからこそ、

  • ドライケアと油分・水分除去を丁寧にやる「プレップ」の質
  • 自爪を削らないパラジェル(自爪を削らないジェル)+330円や、フィルイン(一層残し)への切り替え
  • 梅雨入り2〜3週間前のタイミングでの来店

この3つが揃うと、梅雨でも本当に持ちが変わります。グリーンネイルのリスクもあるシーズンなので、「ちょっと浮いてきたかも」を放置せず、早めに相談してもらえたら嬉しいです。色選びと一緒に、梅雨をどう乗り切るかも、カウンセリングで一緒に決めていきましょう。 ジェルを長持ちさせるコツ も合わせて読むと、もう少し深掘りできるはず。

よくある質問

梅雨の時期だけ浮きやすくなるのはなぜですか?

梅雨は湿度が高くて爪表面に水分膜ができやすく、ジェルとの密着のじゃまになります。さらに外でふやけて室内冷房で乾燥するというダブルダメージで、爪が伸縮を繰り返してジェルとの間にズレが生まれやすいのも理由のひとつ。冬とはまったく別ベクトルの負担がかかる季節と思ってもらえると分かりやすいです。

雨の日にサロンに行っても大丈夫ですか?施術に影響しますか?

大丈夫です。ただ、来店前に指のあいだまでハンカチで拭いてもらえると、施術前の水分除去工程がスムーズに進みます。当日のハンドクリームは控えめがベター。サロン側でもドライケア(マシーン甘皮処理)で甘皮まわりの水分・角質を整え、プレップで丁寧に油分・水分を取るので、雨の日来店でもしっかり持ちを出せる施術ができます。

梅雨対策にパラジェルとフィルインはどちらが向いていますか?

爪が薄くなってきた・反りやすい方はパラジェル(自爪を削らないジェル)+330円が向きやすく、持ちは安定してるけど自爪を健やかに保ちたい方はフィルイン(一層残し)が合いやすい印象です。実際の選択率はパラジェル52.0%、フィルイン35.1%。カウンセリングで爪を見ながら、生活スタイルも踏まえて一緒に決められるので、迷ったらご相談くださいね。

梅雨に浮いたジェルをそのままにしておくとどうなりますか?

浮いた隙間に湿気と汗がたまると、緑膿菌が繁殖してグリーンネイル(爪が緑〜青緑に変色する状態)になるリスクがあります。梅雨はとくにこの環境ができやすいので、放置はおすすめできません。無理に剥がすのも接着剤で固めるのもNG。来店周期3〜4週間が目安ですが、途中でも違和感があれば早めに相談してもらえたら、自爪を守りながら付け替えできます。