フラワーネイル、最近の "推され方" が変わってきました

「フラワーって可愛いけど、なんか古っぽくならない?」——カウンセリングでこれ、本当によく聞かれます。気持ちはめちゃくちゃ分かる。でも最近のフラワーネイルって、昔の "ザ・花柄" とは別物なんです。私が現場で見ていて、いま圧倒的に増えているのは3パターン。粘土ジェルでぷっくり盛る立体花、クリアで透かす "ぷっくり花"、それから本物の押し花。同じ「花」でも質感がぜんぜん違って、選ぶベースも変わってきます。

ナイスネイルでもトレンドコース(4,790円・60種類から選択)で毎月どれかしらのフラワーが入っていて、春夏は本当によく動きます。月間8万人来ていただく中で、季節の入り口にフラワーで気分を変える方、すごく多いんです。

西原 美咲

この記事を書いた人

西原 美咲にしはら みさき

ナイスネイル 広報・コンテンツ担当 / ネイリスト

専門学校でネイルを学び、ナイスネイルにネイリストとして入社。現場でたくさんの施術を担当したあと、広報・コンテンツ担当に。 今も店舗に入って、自分の指で新しいデザインを試すのが好きです。「難しそう=高そう」と身構えず、気軽にネイルを楽しんでほしい——そんな気持ちでこのコラムを書いています。

フラワーネイル、最近の "推され方" が変わってきましたのイメージ

ダイレクトアンサー:3つの違いをざっくり言うと

立体花は "主役級のアート"、ぷっくり花は "上品なのにちゃんと可愛い"、押し花は "ナチュラルで肌なじみが良い"。難易度と日常での扱いやすさは、押し花→ぷっくり花→立体花の順に上がっていきます。特別な日に思いきり盛りたいなら立体花、毎日の指先を底上げしたいなら押し花かぷっくり花、というのが私の体感です。

ダイレクトアンサー:3つの違いをざっくり言うとのイメージ

3パターンをひと目で比べると

まずは全体像から。サロンで「どれにします?」って聞かれてもピンとこないと思うので、私が普段カウンセリングで使っている感覚をそのまま表にしてみました。

パターン立体感引っかかり向いてるシーン
粘土ジェルの立体花しっかり盛る少し気をつかう結婚式・記念日・撮影
クリア素材のぷっくり花ほどよく盛る気にならないオフィス・デート
押し花フラット寄りほぼなし普段使い・ナチュラル派

ここ、お客様の生活スタイルに合うかどうかで本当に満足度が変わるので、私たちもいちばん気を配っているところです。

粘土ジェルの立体花は "主役を張れる"

粘土ジェル(柔らかくて形を作れるジェル)で花びらを1枚ずつ盛っていく、いちばんアート色が強いやつ。本物っぽい陰影が出るし、写真に撮ったときの "おっ" って感じがダントツです。私も結婚式参列のお客様に提案することが多いです。

ただ、正直に言うと、日常でちょっと気をつかいます。髪を結ぶときに引っかかるとか、シャンプー中にひやっとするとか。だから「ここぞ」の日に向けて入れるのがいちばん幸せに使えるかなと思います。

クリア素材のぷっくり花は "上品コスパ最強"

透明感のあるジェルで花の形を作って、中に薄くカラーを入れていくやつ。ガラスに花を閉じ込めたみたいな質感で、これ個人的にすごく好きなんです。立体感はあるのに表面がなだらかだから、引っかかりがほぼない。オフィスでも浮かない上品さ。

「派手すぎず物足りなくもなく」っていう、いちばんお願いされやすいゾーンに刺さるデザインだと思います。

押し花は "失敗が少なくて肌なじみがいい"

本物のドライフラワーや薄い押し花パーツを閉じ込めるタイプ。色味が自然なので、シアーベース(透ける薄づきベース)にすごく合います。施術側としても扱いやすくて、新人の子が最初に任されることも多いデザインです。

「ナチュラルだけど何もしてないには見えたくない」って方、押し花はちょっと運命かもしれません。

3パターンをひと目で比べるとのイメージ

立体花の現場感|実際こうやって作ってます

ここはセルフ手順というより、サロンで何が起きているかの話として読んでもらえたら。立体花は、ベース→花びら造形→中心とディテール→葉と仕上げ、という流れで進みます。トータルだいたい90〜120分で、トレンドコースに収まりきらないボリュームのときは持ち込みデザインコース(90分・7,990円)でお取りしています。

花びらは1枚ずつ盛って、端を軽く起こして自然なカーブを作っていきます。塗ってると分かるんですけど、ここで花びらの "厚み" が揃ってないと、写真で見たときに違和感が出るんですよね。だから私たちは1枚硬化して次、を地道に繰り返してます。中心のおしべ・めしべ、花びらの根元の影、先端のハイライト——この陰影が入った瞬間に急に "本物っぽく" なる瞬間があって、内心ガッツポーズしてます。

ちなみにパラジェル(自爪を削らないジェル・+330円)でもこの立体花は問題なくできるので、爪の薄さが気になる方は遠慮なく相談してください。爪に厚みを足しながらアートも乗せられるので、むしろ相性いいです。

立体花の現場感|実際こうやって作ってますのイメージ

ぷっくり花を綺麗に出すための地味なコツ

ぷっくり花、見た目は涼しげで簡単そうなんですけど、実はけっこう繊細です。私たちが現場で気をつけてるのはこの3つ。

  • 一度に盛らず、薄く重ねて高さを出す
  • 気泡が入ったらすぐ細い棒で抜く(硬化後だと取れない)
  • カラーは輪郭の "内側だけ" に少量。境界をなめらかに

「均一にぷっくりさせる」のがいちばん難しくて、新人の子が最初につまずくのもここ。逆に言うと、ここを丁寧にやれているかでサロンのレベルが分かるデザインでもあります。

ぷっくり花はベースコース+ワンポイントアートのオプションで楽しめる場合もあれば、全面に散らすならトレンドコース(4,790円)でお取りすることが多いです。

こんなデザインも。ナイスネイルの作例

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ぷっくり花を綺麗に出すための地味なコツのイメージ

押し花を "上品に置く" 黄金ルール

押し花、置き方ひとつで「可愛い」と「ごちゃっと見える」が分かれます。私がいつも意識しているのはこのあたり。

  • サイズは爪の面積の30%以内に収める(盛りすぎない)
  • 3本の指で三角形を描くように配置する
  • 左右対称にしすぎず、わざと少しズラす
  • ベースと同系色でまとめて、差し色は全体の2割まで

「全部の指に均等にのせる」より、抜け感を残したほうが断然おしゃれに見えます。これ、ぜひ覚えて帰ってほしいやつ。

押し花はベースカラーの透明感と本当に相性がいいので、シアーピンク・くすみベージュ・シアーホワイトのどれかを下に敷くのが王道です。

押し花を "上品に置く" 黄金ルールのイメージ

ベースカラーの組み合わせ|失敗しない3パターン

色選びだけは肌で変わるので一概に言えないんですけど、サロンで提案してハズれにくい組み合わせを置いておきます。

ベース花の色雰囲気
シアーホワイトグレー・シルバー・白洗練・大人
くすみベージュドライピンク・ブラウン温かみ・上品
シアーピンクラベンダー・ミント・イエロー可憐・春夏

迷ったらくすみベージュ×ドライピンク。これは肌の色を選ばないので、私が「とりあえずこれで間違いないやつ」として推してます。「デザインがとても可愛くて毎回満足してます」ってお声をいただくときも、だいたいこの系統です。

ベースカラーの組み合わせ|失敗しない3パターンのイメージ

やりすぎない上品さの作り方

フラワーネイルって "盛れば盛るほど可愛い" じゃないんです。むしろ引き算。私が現場で大事にしてるのはこの感覚。

  • 使う色は3〜4色まで
  • 花を入れるのは10本中3〜4本でいい
  • 他の指は無地かラメで "余白" を作る
  • マットとツヤを混ぜない(質感は揃える)

華やかなモチーフだからこそ、周りをシンプルにして "ちゃんと見せる"。これだけで一気に大人っぽくなります。

やりすぎない上品さの作り方のイメージ

サロンで人気のフラワーデザイン

ナイスネイルのトレンドコースは60種類から選べて、月替わりで30種類が入れ替わります(毎月15日に更新、20日から対応スタート)。フラワー系は春夏で必ず複数入っていて、特に動きがいいのが「くすみピンク×ホワイトフラワー」と「シアーベージュ×押し花」の組み合わせ。

カラー変更は無料なので、見本の色がしっくりこなければお客様の肌色に合わせて調整できます。「持ち込みデザインも嫌な顔せず対応してくれた」って言っていただいたこともあって、ピンタレストで見つけた画像を持ち込んでもらってアレンジするのも全然OKです(持ち込みデザインコース・60分5,790円/90分7,990円)。

サロンで人気のフラワーデザインのイメージ

季節とシーン別、こんな使い分けはいかが

特別な日は思いきって主役を張る、普段は引き算で楽しむ、というのが私のおすすめの分け方。

ウェディングや結婚式参列なら、シアーホワイトのベースに白い立体花+小さなパール。撮影で映えるし、ドレスから手が出たときに上品に見えます。デート・お出かけならぷっくり花でツヤを足す。オフィスや学校なら押し花を控えめに散らす。同じ "フラワー" でも、ベースと配置でぜんぜん別物になります。

長く可愛くキープするために

せっかく入れたフラワーネイル、できるだけ長く楽しみたいですよね。日常で気をつけるのはほぼこれだけ。

  • 水仕事は手袋(特に立体花のとき)
  • 爪先を "道具" にしない(缶のフタとか、ついやりがちなやつ)
  • キューティクルオイルを1日1回でいいから塗る

そして来店周期は3〜4週間がちょうどいいです。フィルイン(一層残し)対応店舗なら、毎回ベースまで削らずに新しい層を足していけるので、爪への負担も少なく続けられます。育爪オプションの選択率が98.1%まで上がっているのは、こういう "可愛さとケアの両立" を選ぶ方が増えてるから、というのが現場感です。

まとめ

立体花・ぷっくり花・押し花、どれもフラワーネイルなんだけど別物。"ここぞの日" は立体花、毎日のテンションを底上げしたいならぷっくり花か押し花、というのが私の中の使い分けです。色は3〜4色までに絞って、入れる指は3〜4本まで。これだけ守れば、大人っぽい上品なフラワーが叶います。

肌の色との相性は実物に当ててみないと分からないので、迷ったらカウンセリングで一緒に選びましょう。私もそれが地味にいちばん楽しい時間だったりします。

よくある質問

立体花ってどのくらい持ちますか?日常生活で取れたりしないか心配です

きちんと施術されていれば、他のジェルネイルと同じく3〜4週間持ちます。ただ立体感がある分、髪をとかすときや家事の途中で引っかかりやすいのは事実なんです。手袋を一枚はさむ、爪先を道具代わりに使わない、この2つを意識してもらえれば全然大丈夫。気になる方はぷっくり花のほうが扱いやすいので、ライフスタイルから一緒に選ばせてください。

爪が薄いんですけどフラワーネイルってできますか?

できます。むしろパラジェル(自爪を削らないジェル・+330円)と組み合わせるのがおすすめで、爪に厚みを足しながらアートを乗せられるので、薄さが気になる方とは相性がいいです。「爪が薄くなってきた相談をしたらパラジェルを勧めてもらって改善した」って言ってくださる方も多くて、こういうご相談は本当に遠慮なくしてほしいなと思います。

大人っぽく仕上げたいんですが、コツはありますか?

色を絞ること、花を入れる指を絞ること、この2つだけです。具体的にはベース+花で3〜4色まで、花を入れるのは10本中3〜4本。残りの指は無地かシアーカラーで余白を作ると、一気に大人っぽくなります。シアーベージュやくすみピンクをベースにすると肌なじみがよくて、年齢を選ばずきれいに見えるので、迷ったらこの系統から試してみてください。